儀式を一切おこなわない直葬(火葬式)が都市部を中心に流行っております。
そんな直葬(火葬式)とに関して、お布施で下記のようにお悩みの方も多いと思います。
こちらの記事では直葬(火葬式)とお布施に関する内容を、隅から隅までお伝えします。
最終的には、お布施を用意した方が良いか、する場合にいくらにすればいいかを把握することができます。是非最後までご覧くださいませ。
1. 直葬(火葬式)にお布施は必要?
この章では、直葬(火葬式)にお布施は必要か否かを解説します。
直葬(火葬式)の場合、お布施は必要なときと、必要ではないときがあります。
僧侶を呼ぶ場合は必要
お布施は、僧侶を呼んでお経をあげてもらう場合には必要です。
これは直葬(火葬式)に限らず、一般的なお葬式でも同じことです。
直葬(火葬式)はお通夜もお葬式もない葬儀の形ですが、希望があれば僧侶を呼びます。
出棺前や火葬前に短いお経を読んでもらうのです。
僧侶を呼ばなければ必要ない
お布施は、僧侶を呼ばなければ必要ありません。
一般的なお葬式でも、無宗教葬の場合は、宗教者へのお布施は必要ありません。
以上、直葬(火葬式)にお布施は必要か否かについて説明しました。
次章では、直葬(火葬式)のお布施の相場について紹介します。
2. 直葬(火葬式)のお布施の相場
この章では、直葬(火葬式)のお布施の相場について紹介します。
菩提寺の場合と、菩提寺ではない場合では、若干違ってきます。
菩提寺の場合
菩提寺の場合、お布施の相場は、10万円から50万円です。
菩提寺は、これから遺骨の供養をお任せしなければなりません。
直葬(火葬式)とはいえ、葬儀の際のお布施には、「これからも、故人の遺骨をよろしくお願いします」という意味が込められています。
よって、一般葬でも、直葬でも、さほどお布施の費用の相場は変わりません。
菩提寺ではない場合
菩提寺ではない場合、直葬のお布施の相場は10万円ほどです。
お葬式のときだけお世話になる僧侶とは、一度きりの関係です。
よって、お布施の額は菩提寺ほど高くなくてもよいという考え方から、やや少額になっているのです。
直葬(火葬式)のお布施の相場は、菩提寺と菩提寺以外では違うことをお伝えしました。
ここで、
という疑問をわく方もいらっしゃるでしょう。
次章では、お布施以外にかかる僧侶への費用についてお伝えします。
3. お布施以外にかかる僧侶への費用項目とその相場
この章では、お布施以外にかかる僧侶への費用項目についてお伝えします。
一般の葬儀に比べて、相場は4分の1程度になります。
お車代
お車代とは、平たく言えば交通費です。
僧侶にご足労を願ったことに対するお礼ととらえましょう。
お車代の相場は、1日につき5000円です。
直葬(火葬式)の場合、火葬の1日だけ僧侶に来てもらうので、お車代は5000円となります。
一方、一般的な葬儀では、お通夜とお葬式の2日分を包むので、お車代は1万円となります。
ただし、遠方だったら、お車代が5000円では足りないときがあります。
実際の交通費を割り出し、少し多めにキリのいい金額を包みましょう。
お膳料
お膳料とは、平たく言えばご飯代です。
通夜ぶるまいや精進落としに僧侶が出席しないときに、お弁当か、相応の金額をお膳料として包みます。
お膳料の相場は5000円です。
一般的な葬儀では、お通夜の日に通夜ぶるまい、お葬式の日に精進落としを振る舞います。
飲食の機会が2回あるため、僧侶へのお膳料は1万円となります。
一方、直葬では通夜ぶるまいも精進落としもないため、お膳料はゼロ円になります。
以上、お布施以外にかかる僧侶への費用について解説しました。
直葬の場合はお車代のみ5000円、一般的な葬儀では合わせて2万円となるため、直葬は4分の1の金額で済みます。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
直葬(火葬式)とお布施に関してご紹介してきました。
直葬(火葬式)の場合、僧侶を呼ぶか呼ばないかでお布施に対する考え方も異なってきます。
呼ばなければもちろんお布施を用意する必要はありませんが、呼ぶ場合は準備するようにしましょう。
ちなみに読んだ場合はお車等もかかってくることを念頭に入れていただくことをオススメします。