家族葬の準備を進める中で、JAを候補の一つにしている方も多いと思います。
ただ同時に下記のようなお悩みをお持ちの方も多いと思います。
家族葬は新しい葬儀の形式で、葬儀社選びを誤ればトラブルに発展してしまうことも珍しくはありません。
JAも同じことが言えます。
こちらの記事では、あなたが後悔しないようにJAの家族葬を徹底的に調べましたので是非参考にしてみてください。
1. JA葬祭が行う家族葬の特徴
この章では、JA葬祭が行う家族葬の特徴をお伝えします。
特徴は、主に次の2つです。
農家に限らず誰でも契約可能
JA葬祭は、農協が展開している総合事業の一つです。
そのため、「組合員である農家しか利用できないのでは」と思われがちですが、そんなことはありません。
組合員でなくても、農家に限らず誰でも利用できます。
葬儀で利用する際に組合員になれば、組合員専用の割引価格で葬儀ができます。
全国に葬儀式場があるがプランは一律ではない
JAは全国的な組織ですから、JA葬祭の葬儀式場も、全国各地にあります。
なかには、JAの葬儀式場がなくても、他の葬儀社と提携し、他の式場で葬儀を行うこともあります。
ただし、JA葬祭の葬儀料金が全国一律で同価格かといえば、そんなことはありません。
地域によってプランや価格が違います。
JA葬祭は誰でも利用できる反面、価格は全国一律ではないため、実際にお近くのJA葬祭のホームページを見て価格を確認してみましょう。
次章では、JA葬祭で家族葬を行うメリットをお伝えします。
2. JA葬祭で家族葬を行うメリット
この章では、JA葬祭で家族葬を行うメリットをご紹介します。
他の葬儀社と比べ、3つのメリットがあります。
JA葬祭の3つのメリット
- 費用が抑えめで納得できる
- 地域に根づいていて安心できる
- 設備が充実している傾向がある
ではそれぞれみていきましょう。
メリット1:費用が抑えめで納得できる
JA葬祭の特徴の一つとして、組合員価格を利用すると費用が抑えめになることが挙げられます。
JAは協同組合のため、JA葬祭も利益追求型の経営を行っていないからです。
メリット2:地域に根づいていて安心できる
JA葬祭は担当地域が細かく分かれているため、地域に根づいた家族葬ができるという特徴があります。
例えば、千葉県内には7つ、群馬県内にはなんと17もの営業所があります。
地域の風習にのっとった葬儀をしたい人にとっては何より安心です。
メリット3:設備が充実している傾向がある
JA葬祭は、全国各地に式場があります。
各営業所が独自のセレモニーホールを持っていることも珍しくありません。
住まいの近くに、きっとJAの葬儀式場が見つかるでしょう。
メリットを見てみると、納得・安心・充実のJA葬祭は、言うことなしの葬儀社のように思えてきますね。
しかし、やはりデメリットもあります。次章でご紹介します。
3. JA葬祭で家族葬を行うデメリット
この章では、JA葬祭で家族葬を行うデメリットをご案内します。
場合によってはデメリットとなることがあるのは、以下の3つです。
JA葬祭の3つのデメリット
- 費用が抑えめで納得できる
- 地域に根づいていて安心できる
- 設備が充実している傾向がある
ではそれぞれみていきましょう。
デメリット1:家族葬に見合わない大きなホールの場合がある
地元のJA葬祭が大きなホールしか持たないときは、家族葬の式場としてはふさわしくないかもしれません。
親族中心の家族葬は人数が少なめなので、大きなホールでお葬式をすると、寂しく見えてしまったり、式場費用が高くついたりするおそれがあります。
大きなホールしかないなら、パーテーションなどで区切れるか、式場費用は割り引いてもらえるかなどを確認しましょう。
デメリット2:組合員にならなければならない
JA葬祭を安い会員価格で利用するには、組合員にならなければなりません。
組合員費はケースによってさまざまですが、葬儀全体にかかる費用に比べれば微々たるものです。
しかし、団体の組合員になることにためらいを覚える人もいることでしょう。
デメリット3:祭壇や棺の選択肢が少ない場合がある
JA葬祭は利益追求型の団体ではないため、祭壇や棺の価格も抑えめですが、そのぶん選択肢が少ない場合があります。
家族葬を選んでおもてなしの費用を抑えるぶん、祭壇や棺をゴージャスにしたいという人は、不満を抱えるかもしれません。
JA葬祭で家族葬を行う場合は、メリットとデメリットをよく比較しながら、自分と家族に適しているかを見極めましょう。