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お通夜を省いて、一日で葬儀を完結する、一日葬。昨今ではたくさんの人より注目を浴びている葬儀の形式です。
最近で有名になった、そんな一日葬の具体的な流れやスケジュールでお悩みの方も多いと思います。
こちらの記事では、一日葬の流れやスケジュールに関する一般的な考えをお伝えしますので、ぜひご参考にしてください。
1. 一日葬のスケジュール
この章では、一日葬の意味について解説していきます。
一日葬には、昼型と夜型のスケジュールがあります。それぞれご紹介しましょう。
1-1.一日葬のスケジュール：昼型（お葬式型）
昼型の一日葬は、お通夜を行わず、お葬式だけを営む葬儀の方法です。
昼型なので、仕事を休むことができない一般の参列者は来てもらいづらいですが、親族だけのゆったりしたお葬式にしたい場合には向いています。
または、土日にお葬式をあてることができれば、親族以外も参列しやすいでしょう。
お通夜にあたる日の過ごし方は、次の通りさまざまです。
- 故人を安置所に預け、身内は次の日に備えてなるべくゆったり過ごす
- ごく近しい身内だけが集まって故人に寄り添い、通夜料理を食べる
- 親族だけのお通夜とし、僧侶に通夜経をあげてもらう
喪主の意向により、お通夜にあたる日の過ごし方を決めます。
1-2.一日葬のスケジュール：夜型（お通夜型）
夜型の一日葬は、火葬前日の夕方にお葬式を営む葬儀の方法です。
つまり、お通夜のタイミングで、お葬式をすることになります。
親族の他、仕事を休めない一般の参列者も参列しやすいのが夜型です。
次の日はお葬式をせず火葬だけになるため、出棺前のお別れの時間をたっぷりとるのが特徴です。
以上、一日葬の意味や仕組みをご案内しました。
お通夜とお葬式のどちらかだけをやるととらえれば、考えやすいでしょう。
一日葬は、親族の経済的、身体的負担を和らげる葬儀の形です。
次に、一日葬の流れについて説明していきます。
2. 一日葬の流れ
この章では、一日葬の流れをお伝えします。一日葬の流れは下記6つの流れになります。
一日葬の6つの流れ
- 逝去
- 安置
- 納棺
- お葬式
- 出棺・火葬
- 精進落とし
では逝去から精進落としまで、順を追って説明しましょう。
流れ1:逝去
病院などでの逝去時には、末期の水を故人に飲ませます。
その後、看護師による身体の清拭を行います。
流れ2:安置
葬儀社に電話をし、霊安室から安置場所へ移動します。
安置場所は、自宅や葬儀社が用意する安置室などです。
流れ3:納棺
お葬式までに、故人を棺に納めます。
身体をきれいに拭いた後、白い着物や故人の気に入りだった服に着替えさせ、棺に納めます。
流れ4:お葬式
火葬前、もしくは火葬の前日夜にお葬式を営みます。
式中に初七日法要まで営む場合と、火葬後に初七日法要をする場合とがあります。
流れ5:出棺・火葬
昼型の一日葬の場合は、お葬式が終わったらすぐに出棺、火葬となります。
夜型の一日葬の場合は、お葬式の翌日に出棺、火葬となります。
出棺前には棺を開け、お花や思い出の品を故人の顔まわりに飾ります。
流れ6:精進落とし
火葬をしている間、もしくは火葬後にいただく食事が精進落としです。
精進落としには、親族だけが参加します。
精進落としが終わったら、解散となります。
以上、一日葬の流れについてお伝えしました。お通夜とお葬式を営むよりも、かなり工程がシンプルです。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか。
こちらの記事では、一日葬におけるスケジュールの考え方、具体的な流れをお伝えしました。
こちらの記事を参考に、一日葬のスケジュールと流れを把握していただき、最終的に満足のいく葬儀の準備を行えますと幸いです。
