昨今では過疎化や進み、お墓参りや管理できないお墓が増え、無縁仏が増加しております。
そんな昨今で注目視されている無縁仏。下記のようなお悩みをお持ちでないでしょうか。
お持ちであろうお悩み
- 無縁仏とは何?どんな現状なの?
- 無縁仏になってしまったらどうするの?
- 無縁仏にならないためにはどうしたらいい?
こちらの記事では上記のようなお悩みを解決すべく、元葬儀人の私が無縁仏に関することを徹底的に調べあげたのでぜひご参考にしてみてください。
1. 無縁仏の概要
この章では、無縁仏の概要についてお伝えします。
具体的には、無縁仏の意味と現状の様子について解説していきます。
1-1.無縁仏とは誰も管理することのなくなったお墓のこと
無縁仏とは、本来、誰からも弔われることのない霊魂のことを指しますが、現代ではとくに、誰もお墓参りをせず、管理をしなくなったお墓のことを指す場合が多いです。
草がぼうぼうに生えていて、墓石にひびが入って苔むしているようなお墓を見たことがありませんか。
あれが無縁仏です。「無縁墓」とも呼ばれます。
1-2. 無縁仏の現状
無縁仏は、年々増えているといわれています。
理由は、長男が家を継ぐ慣習の崩壊により、お墓を継ぐ人が極端に減ったことです。
あなたにもそんな悩みがありませんか。
これからも、無縁仏は増え続けることでしょう。
以上、無縁仏の意味や現状についてお伝えしました。
次に、無縁仏になってしまったらどのような処置がされるかについてお伝えします。
2. 無縁仏の処理
無縁仏になってしまったら、次のような処置がされます。
無縁仏の処置2ステップ
- お墓の撤去
- 遺骨が合祀墓へ入る
それぞれ詳しく説明しましょう。
2-1.お墓の撤去
無縁仏になったと判断された場合は、お墓が撤去されることになります。
撤去までの流れは以下の通りです。
お墓の撤去の流れ
- 管理料を3年間滞納すると、無縁とみなされる
- 霊園を敬遠する管理者側が縁者を探す(官報へ掲載したり、墓地の目立つところへ立札を立てたりする)
- 1年後も縁者が名乗り出ない場合、お墓の撤去となる
お墓が撤去された後は整備され、また新しい人に墓地が売られることになります。
撤去された墓石は、墓地のすみにまとめられます。
2-2.遺骨は合祀墓へ
お墓が撤去された後には、遺骨が残ります。
遺骨は、霊園内にある「供養塔」や「合祀墓」に、他の人の遺骨と一緒にまとめられることになります。
以上、無縁仏になった際の処置についてお伝えしました。
「無縁仏にはなりたくない」「親を無縁にしたくない」と思った人もいるでしょう。
次章では、無縁仏にならないためにはどうしたらよいかをお伝えします。
3. 無縁仏にならないためには
無縁仏にならないためには、お墓の引っ越しが有効です。
先手を打って、無縁になりそうな場所から遺骨を移動してしまうのです。
具体的には、次の3つの方法があります。
無縁仏にならないための3つの方法
- 永代供養墓への改装
- 墓じまいと散骨
- 合祀
それぞれ詳しくみていきましょう。
3-1.永代供養墓への改葬
今あるお墓を撤去し、違うお墓に遺骨を移すことを改葬といいます。
「お墓が遠くてお墓参りができない」という悩みがあるなら、子や孫など、供養ができる人のそばに新しくお墓を建て、改葬すると無縁は防げます。
なお、改葬の際には、霊園の管理者がずっと管理をしてくれる永代供養墓を選ぶと、この先二度と「無縁になるかも」と頭を悩ませる必要はありません。
永代供養墓にかかる費用や選ぶコツを下記記事にて記載しております。是非ご覧くださいませ。
3-2.墓じまいと散骨
今あるお墓を撤去することを、とくに墓じまいといいます。
費用の関係などで改葬のために新しくお墓を建てることにためらう場合には、墓じまいの後、お墓を建てずに散骨してしまえば、無縁を防げます。
尚墓じまいも業者選ぶのコツがございます。下記記事で詳細を記載しておりますので是非ともご確認くださいませ。
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3-3.初めから合祀墓や合葬墓を選ぶ
今、お墓を持っていないなら、一般的なお墓をつくらず合祀墓や合葬墓を選ぶのも無縁を防ぐ一つの方法です。
合祀墓や合葬墓は、他の人の遺骨とまとめて供養されるため、個々の管理は必要ないからです。
以上、無縁仏を防ぐ方法についてお伝えしました。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか?
こちらの記事では無縁仏の概要から、無縁仏にならないための方法までご紹介してきました。
こちらの記事を参考に無縁仏にならないための対策の参考にして頂けますと幸いです。