東京都港区の青山という超一等地に東京ドーム6個分という敷地面積を誇り、
日本で一番有名で高価な墓地であるといっても過言ではありません。
Google map を利用すると、六本木交差点(薄緑)や六本木ヒルズ(薄青)と比べれば青山霊園(黄色)その大きさがわかります。
また、六本木ヒルズから見ても土地の広大さがわかります。
そんな「青山霊園」ですが、
上記のような興味湧いて来ますよね?
元葬儀人の私も大変興味を持ちましたので下記2点をとことん調べてみました。
- 「青山霊園」にお墓を建てる場合の費用
- 「青山霊園」に眠る有名人たち
驚く費用がかかったり、予想もできない有名人(?)が眠っていたりするので是非ご覧ください。
1.お墓の費用は5つの要素で形成される
では「青山霊園」にお墓を建てる場合にかかる費用をみていきましょう。
まず把握しておかなければいけないのが、
お墓を建てる為には最低限下記5つを考慮しなければいけません。
項目 | 内容 |
永大使用料 | お墓を建てる土地の費用 |
墓石 | お墓の石材 |
管理費 | お墓を運営する団体に支払う年間費 |
彫刻費 | 墓碑や戒名の彫刻費 |
アフターケア | 墓石や彫刻等の維持費 |
こちらの記事では、青山霊園(共同墓地)の費用に関して調べたものなので、5つの項目のうち永大使用料(土地代)に関して深く見ていきたいと思います。
2.青山霊園の永大使用料は440万から1100万円と超高額
東京都港区の青山という超一等地にある「青山霊園」の永大使用料は日本の中でも費用が高いと言われております。
どれだけ高いのかを、葬儀業界の大手企業「鎌倉新書」が運営するお墓のポータルサイト「いいお墓」で調べてみた。
その額なんと、、、
- 1.60㎡=440万円以上
- 4.00㎡=1,100万円以上
となっております!!!
た、高いですね。。。
ただ、
そんなあなたのために、他の地域と比較してみましょう。
東京23区内でも高くて200万円、郊外なら20万円前後
永大使用料が最低440万円から1100万円の「青山霊園」ですが、いかに高いか他の地域の相場と比較すれば歴然です。
東京都23区内の相場よりも3-5倍以上も費用がかかるのが「青山霊園」です。
千葉県等の郊外と比較すると土地代だけで20倍以上の費用がかかります。
ちなみに私の地元から一番近い霊園は下記のように16万円でした。
「青山霊園」にお墓を建てる場合、650万から1350万ほど
土地代以外も含めた場合の費用も興味が湧きますよね。
土地代の「永大使用料」以外にかかる費用(墓石や管理費、彫刻費・戒名、アフターケア等)を加味して考えてみましょう。
項目 | 相場(参照:いいお墓) |
お墓 | 150万円 |
管理費 | 年間2,000円 |
彫刻費 | 5万円 |
戒名 | 40万円 |
アフターケア | 20万円 |
合計 | 215万2000円 |
永大使用料(土地代)以外にかかる費用の合算は大体220万円になります。
これに「青山霊園」の永大使用料をたすと、650万円~1350万円と言えます。
もちろんお墓や戒名をこだわれば上限の金額はありませんので、当たり前のようにこれ以上に費用をかけている方はいますが、やはり驚きの費用ですね。
※尚、あなたの住んでいるエリアや要望でのお墓の相場を知りたい場合は「墓石コネクト」を利用するとすぐにわかります。
では、このような「青山霊園」にどのような有名人が眠っているのでしょうか?
3.あの総理大臣も?「青山霊園」に眠る有名人5人
1.池田 勇人(第58,59,60代内閣総理大臣)
「所得倍増計画」を掲げ大成功し「経済大国ニッポン」を作り上げたのは、この人だといっても過言ではございません。
軍隊のない日本は、政治よりも経済をアイデンティティにすべきという明確なビジョンをもって回りかの支持も厚かったそうです。
2.犬養 毅(第29代内閣総理大臣)
みなさんもご存じの5・15事件。
1932年5月15日に武装した大日本帝国海軍の青年将校によって襲撃され、当時の内閣総理大臣が命を落としました。
その当時の内閣総理大臣が犬養毅です。
国内、国外問わず武力や政争ではなくて、話し合いで解決してきたことで有名な犬養毅ですが、
射殺される前に「まあ待て、そう無理せんでも話せばわかるだろう」と言って何を言いたかったのかは永遠に謎です。
3.加藤 高明(第24代内閣総理大臣)
加藤高明は最初は政界にいたわけではなく、東京大学法学部卒業後は三菱本社に入社します。
岩崎弥太郎に実力を認められ、入社4年後には本社副支配人に抜擢されてます。
その後政界で活躍し、総理大臣就任後は日ソ国交回復に努め、また治安維持法・普通選挙法を成立させたことで有名です。
また中国に対華二十一ヵ条要求を受諾させたことも有名な出来事です。
4.山本 権兵衛(第16代,22代内閣総理大臣)
みなさんご存じの「名無しの権兵衛」とはこの山本権兵衛のことを指します。
その由来としましては、両親が名前をなかなか決めれずに8歳となり、やっと名前がつけられたことになります。
勝海舟に誘われ、海軍に入り海軍大臣という大仕事を日露戦争終了まで8年間務めたことでも有名です。
5.忠犬ハチ公
みなさんご存じの「忠犬ハチ公」も青山霊園に眠ってます。
亡くなった飼い主の帰りを渋谷駅で10年間のあいだ待ち続けたという犬で有名です。
犬種は秋田犬で、名前はそのままのハチと呼ばれていました。
尚、飼い主は東京帝国大学農学部で教授を務めていた上野という人物です。
上野は当時の価格の30円でハチを購入され、秋田から東京に米俵に入れられて運ばれたという物語があります。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか?
東京港区の青山という超一等地にある「青山霊園」の費用と眠る有名人(?)を紹介してきました。
(もし宝くじがあたればですが。。。)
私も有名な内閣総理大臣や忠犬ハチ公と同じ霊園でお墓を建ててみたいです。