通夜式や告別式を行わらず、できるだけ簡素化した葬儀の形式「直葬(火葬式)」
費用がとても安く、葬儀時間も省略できる等で、昨今でとても人気を集め、NHKの調査では関東圏の葬儀で5人のうち1ひとりが直葬(火葬式)を行なっている調査も出ております。
ただこちらの記事をお読みの方は、下記のようなお悩みをお持ちでないでしょうか。
こちらの記事では元葬儀人の私が直葬(火葬式)に関する情報を調べあげてわかったデメリットだけではなく、後悔なく直葬(火葬式)をあげるコツをご紹介します。
こちらの記事を読むことによって直葬(火葬式)のデメリットはもちろんのこと、最終的には後悔のない葬儀をあげるコツを把握できますので是非最後までご覧くださいませ。
1.直葬(火葬式)の6つのデメリット・注意点
直葬の(火葬式)のデメリットを網羅すると下記6つになります。
直葬(火葬式)の6つのデメリット・注意点
- 周囲の反感を招く可能性がある
- 最期のお別れの時間が少ない
- ご遺体の安置場所の確保が必要である
- 直葬後の弔問者が来る場合がある
- 菩提寺とのトラブルになる恐れがある
- 悪質な葬儀社にあたる可能性がある
ではそれぞれをみていきましょう。
その1:周囲の反感を招く可能性がある
葬儀費用が安い直葬(火葬式)ですが、注目を浴び始めたのは昨今のことで、従来の葬儀の宗教や形式を重んじる方々はいます。
そのような考えを持つ家族や親族、周囲の方々から反感を招く可能性はございます。
対処法としましては、身内だけで決めてしまうのではなく、葬儀を直葬(火葬式)で行う旨を事前に伝える、相談するようにしましょう。
その2:最期のお別れの時間が少ない
直葬(火葬式)には通夜式・告別式がなく、ご遺体を一定時間安置した後、そのまま火葬場へ移動し火葬を行います。
よって一般的な葬儀と比較し、故人との最期の時間が少なくなります。
これといった対象法はございませんが、最期のお別れの時間が少ないと認識し、ご遺体の安置時間になるべく付き添えれるようにしましょう。
葬儀社によっては安置しているご遺体に面会できない場合もありますので注意が必要です。
その3:ご遺体の安置場所を確保する必要がある
日本の法律でご臨終後24時間以内に火葬をしてはいけない決まりがあります。
よく直葬(火葬式)と聞くとお亡くなりになられた後に、病院から直接火葬場に向かい火葬が行われるとイメージするかもいらっしゃいますが、そちらは間違いになります。
つまりお亡くなりになられた後、最低24時間はご遺体を安置する場所の確保が必要になります。
対処法としては、一般的には葬儀社に依頼をすれば下記の中から安置方法を選ぶ事ができ、
- 自宅安置
- 預かり安置
- 付添安置
寝台車や枕飾り、ドライアイスの用意もしてくれます。
その4:直葬後の弔問客が来る場合ある
冒頭でもお伝えした通り、直葬(火葬式)は通夜式や告別式を行わず、一般的には家族や親族のみで故人を送る葬儀になります。
つまり近所の方や故人の友人は葬儀に参列しない場合が多いです。
直葬(火葬式)後に、「故人にご挨拶させてください」と弔問客がいらっしゃる場合がございまして、わざわざ故人のためにいらしてくださるのでもちろん対応が必要になります。
対処法としては弔問客が来ることを想定してお茶の準備やお礼の粗品、弔問していただいても良い時間のお知らせ等を行いましょう。
その5:菩提寺とのトラブルになる恐れがある
※菩提寺とは、あなたのお墓を管理しているお寺のことを指します。
僧侶を呼んでお経をあげたり等の宗教的な行いを、直葬(火葬式)では行わない場合が多いです。
ただ菩提寺によっては宗教的な行いをせずに、遺骨をお墓に入れることを断るお寺もあります。
対処法としては、直葬(火葬式)を行う前に菩提寺に連絡をとり、納骨の了承を取るようにしましょう。
その6:悪質な葬儀社にあたる可能性がある
直葬(火葬式)はとても安い費用で行えます。
その分葬儀社の利益も少なくなり、悪質な葬儀社はサービスの簡素化や追加料金を要求したりします。
例えば、安置しているご遺体を見たいと申しつけると、「面会するためのホール利用費のために追加料金がかかります」等々。
後悔のない直葬(火葬式)を行うために優良な葬儀社をしっかり選びましょう。
優良な葬儀社の選び方に関してはこちらの記事の「2.後悔のない直葬(火葬式)を行うためには」でご紹介しますので是非ご参考にしてください。
ここまで直葬(火葬式)のデメリットを6点ご紹介してきました。
もちろん直葬(火葬式)にはデメリットだけではなくメリットも存在します。下記の記事でメリットも紹介しておりますので是非ご覧くださいませ。
最後に悪質な葬儀社の多い直葬(火葬式)にて、あなたが後悔しない方法を共有させていただきます。
2.後悔のない直葬(火葬式)を行うためには
葬儀の準備において一番重要なのは葬儀社選び
元葬儀人として何度も強調したいのが、直葬(火葬式)の準備において一番大切なのは「葬儀社選び」になります。
全国には7,000以上の葬儀社が存在していると言われ、葬儀社ごとに特徴が大きく異なります。
中には悪質なものも含まれおり、「価格やサービス内容について十分な説明がない」「質素な葬儀を希望したのに高額な料金を請求された」等の相談が年間700件以上も国民生活センターに寄せられております。
特に直葬(火葬式)に関しては葬儀社の利益が少ないため、悪質な葬儀社がたくさん存在しております。
ではあなたがトラブルに巻き込まれないように直葬(火葬式)をあげるにはどうすれば良いのでしょうか。
必ず複数の葬儀社を比較する
答えはシンプルで、複数の直葬(火葬式)の葬儀社の比較をしっかり行い、良いものを選ぶとのことです。
意外?と思った方も多いかと思いますが、公正取引委員会 も正式におすすめしており、
葬儀社を複数比較しないで、後悔が残った人が80%以上もいるとのデータも公正取引委員会から発表されています。
逆に言うとこの方法しか2021年2月時点での対応策はございません。
ではどのように直葬(火葬式)の葬儀社を複数比較すれば良いのでしょうか。
葬儀社の複数比較には葬儀の一括見積りがおすすめ
直葬(火葬式)に限らず葬儀業界ではウェブ化が全然進んでおらず、アマゾンや価格.comのように比較できるサービスはありません。
かといって葬儀の準備は精神的にも時間的にも余裕がなく、自分の要望にあった葬儀社を一つ一つ調べて見積もりをもらうのは現実的ではありません。
そこで元葬儀人がおすすめできるのが葬儀の一括見積りサービスになります。
逆に言うと2021年2月時点で、直葬(火葬式)の葬儀社を効率よく比較するにはこのサービスしか選択肢はありません。
簡単に葬儀の一括見積もりの特徴を下記3つに分けて説明します。
葬儀一括見積りの3つの特徴
- 効率よく複数の葬儀社の候補をあげれる
- 葬儀社の質を担保できる
- 気軽に利用できる
ではそれぞれ説明していきます。
特徴1:効率よく複数の葬儀社の候補をあげれる
公正取引委員会によると、98%の人が葬儀の準備に時間的余裕がなかったといっており、効率よく葬儀の準備を行うことは重要になります。
特に直葬(火葬式)のプランは葬儀社のHPでまとめてあるところが少なく、自力で比較するのは至難の技です。
葬儀一括見積りサービスは下記の入力フォームを記載するだけで、あなたの要望にあった複数の直葬(火葬式)の見積もりが手に入ります。
※注意:ご質問・ご要望欄に「直葬(火葬式)を希望」と記載ください。
時間も1分もかかりません。
下記に一括見積りサイトを利用する場合としない場合での、複数社から見積もりをもらえる流れをみていきましょう。
手順 | 一括見積りサイトを使用しない | 一括見積りサイトを使用する |
---|---|---|
1 | 自身の要望に合う葬儀社Aを探す | 自身の要望をサイト上に記入 |
2 | 葬儀社Aの見積りに必要な情報収集 | (サイト運営社と要望確認する場合もある) |
3 | 見積もりの依頼 | |
4 | 自身の要望に合う葬儀社Bを探す | |
5 | 葬儀社Bの見積りに必要な情報を収集 | |
6 | 見積りの依頼 |
また、下記のように整理できます。
一括見積もりサイトを使用しない | 一括見積りサイトを使用する | |
---|---|---|
手順の数 | 6 | 2 |
見積もり数 | 2社 | 平均5社 |
かかる時間 | 4-5時間 | 1分 |
時間の内葬儀の準備において効率よく葬儀社の候補を増やせるのは大きな特徴です。
特徴2:葬儀社の質を担保できる
全国には7,000以上もある葬儀社が存在します。その中から、特に悪質な葬儀社の多い直葬(火葬式)を扱う優良な葬儀社を見つけるのは至難の業です。
葬儀一括見積りサービスは既に厳選された優良な葬儀社をあなたに紹介します。
理由を説明させていただきますと、
(こちらも全てのサービスではありませんが)葬儀の一括見積りを運営しているのでは葬儀の大手企業になります。
その大手企業は自身の会社の信頼を守るため、あなたに紹介する葬儀社の選定を下記のように厳しくおこなっております。
特徴3:気軽に利用できる
一括見積りと聞くと中古車や引越しのようにしつこい営業をイメージする方もいるかと思います。
安心してください。
(全てのサービスではないが)葬儀の一括見積りはしつこい営業は一切なく、下記のように気軽に断ることができます。
ちなみにあなたの希望に合わなければ、そもそもこちらから連絡する必要はないので気軽に利用できます。
ここまで葬儀一括見積りサービスの特徴をご紹介してきました。
葬儀一括見積りサービスは比較的新しいサービスですので、信頼できないサービスもありますので気をつけてください。
最後に具体的にどのサービスを利用すればいいかをご紹介します。
葬儀一括見積もりサービスは葬儀レビがおすすめ
結論から申し上げます。
葬儀一括見積りサービスは「葬儀レビ」を利用しておけば問題ありません。
なぜ葬儀レビがオススメなのかは、2021年2月時点で確認できる下記葬儀一括見積りの中で、
サイト名 | 運営会社 |
---|---|
いい葬儀 | 株式会社鎌倉新書 |
お葬式ナビ | 株式会社鎌倉新書 |
お葬式消費者相談.com | 株式会社鎌倉新書 |
葬儀レビ | 株式会社みんれび |
暮らしづくりの就活 | 株式会社みんれび&ニフティ株式会社 |
葬儀社比較ネット | 株式会社ニジモ |
erabu | 株式会社ネット・オプション |
葬儀情報館 | 株式会社葬儀情報館 |
価格.com 葬儀 | 株式会社カカクコム |
サガソーギ | そうぎの窓口株式会社 |
サービスで重要と言われる下記7項目で全て優良な内容と言えます。(全て優良なサービスは葬儀レビのみです)
比較対象 | 内容 |
---|---|
運営会社 | 葬儀業界の大手企業、株式会社みんれび |
提携葬儀社数 | 全国400社以上 |
実績 | 年間4,800件以上 |
サポート体制 | 365日24時間のコールセンター・メール対応 |
フォーム入力時間 | 48秒(筆者の実例) |
葬儀社の質 | 審査基準を通過した優良な葬儀社 |
気軽さ | しつこい営業はなく、気軽に断れる |
簡単な説明になりましたが、葬儀レビを利用しておけば問題はありません。
仮に葬儀レビの詳細をより確認したい方は下記記事も参考にしてください。
「葬儀レビ」っていいの?元葬儀人が利用者の口コミや評判を分析・大公開!
お葬式の準備を進めている中で葬儀レビの利用を検討している方も多いと思います。 また「葬儀社を探すなら葬儀レビがオススメ」と紹介されているサイトが年々増えてます。 そんな葬儀レビに関して下記のようなお悩 ...
葬儀レビ公式ページ
3.まとめ
いかがでしたでしょうか?
こちらの記事では直葬(火葬式)の6つのデメリットを紹介してきました。
直葬(火葬式)の6つのデメリット
- 周囲の反感を招く可能性がある
- 最期のお別れの時間が少ない
- ご遺体の安置場所の確保が必要である
- 直葬後の弔問者が来る場合がある
- 菩提寺とのトラブルになる恐れがある
- 悪質な葬儀社にあたる可能性がある
それぞれのデメリットと対処法をご参考にして頂けますと幸いです。
また葬儀社の利益が少ない直葬(火葬式)では、あなたも悪質な葬儀社に当たる可能性がございます。
後悔のない葬儀をするために、複数の葬儀社の比較をオススメします。
複数の葬儀社の比較には葬儀一括見積もりサービスを、具体的なサービスには葬儀レビをおすすめします。
葬儀レビ公式ページ