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家族葬は遺族や親戚、関係が近い知人だけで執り行う小さな葬儀です。
その分周りの方への配慮が大切になります。こちらの記事では会社に絞って、家族葬と会社の正しい関わり方を紹介します。
こちらの記事を読まれているあなたは下記のようなお悩みをお持ちじゃないでしょうか?
家族葬は独特なマナーがあり、1つ間違えると大きな失礼を与えてしまいます。
業界人として、家族葬と会社の関わり方で沢山の失敗談をみてきました。
こちらの記事ではあなたがそのような失敗をしないように、下記2点を紹介させて頂きます。
- 家族葬を開く、参列する立場で正しい会社との関わり方
- 会社側の立場で、社員の家族葬と正しい関わり方
こちらの記事をみることによって、
家族葬を開く、参列する側のひとも、会社側のひとも正しい家族葬と会社の関わり方を把握でき、トラブルをさけることができます。
尚、家族葬を開く、参列する側のひとは第1章「1.家族葬を開く、参列する側の会社との正しい関わり方(通知・告知)」を、
会社側として、家族葬に関わるひとは第2章「2.会社側として家族葬との正しい関わり方」を参考にしましょう。
目次
1.家族葬を開く、参列する側の会社との正しい関わり方(通知・告知)
こちらの章では家族葬を開く、参列する側として会社との正しい関わり方を下記4つのポイントに分けて紹介します。
- 会社に通知・告知するタイミング
- 会社に通知・告知の方法
- 会社に通知・告知する上で重要なポイント
- 会社からお香典や慶弔見舞金をもらった際の対応方法
慶弔見舞金とは、会社側が従業員やその家族の慶長事について、お祝い金やお見舞金を贈る制度です。一般的にはお返しは必要ありません。
ではそれぞれみていきましょう。
1-1.会社にはなるべく早めに通知・告知を行なう
家族葬を開く場合、会社の方は参列をご遠慮してもらうのが一般的です。
また、家族葬の場合、故人のご臨終の通知・告知を行うタイミングは葬儀後ですが、
会社への告知・通知は故人のご臨終後、なるべく早く行なうことが大切です。
そうしなければ会社を無断に欠席なってしまいます。
1-2.まずは上司にメールをし、その後電話をするべき
会社への通知・告知方法に関しては、上司にメールをし、その後に電話で補足をする流れをオススメします。
よくメールか電話のみという例も聞きますが、メールは見落としてしまう可能性があること、電話だけだと伝えたい内容がはっきり伝わらない可能性があります。
伝えるべき内容は、メールではっきり伝え、電話で補足しましょう。
1-3.通知・告知する上で重要な3つのポイント
メールで伝えるべき重要なポイントは下記3つになります。
- 家族葬であること(参列はご遠慮してもらうこと)
- 葬儀のために休暇を取ること
- 弔問やお香典、供花、弔電の姿勢
ではそれぞれ見ていきましょう。
葬儀の形式が家族葬であること
葬儀の形式が家族葬であり、参列はご遠慮して頂く旨をはっきり記載しましょう。
はっきり伝えないと会社側の対応も判断しにくく逆に失礼を与えてしまいます。
休暇をとること
葬儀を開く、参列するために休暇をもらう旨をはっきり書きましょう。
もし可能なら出社日も記載できたら尚よしですが、電話で相談するのももちろん問題ありません。
お香典、供花、弔電の姿勢
家族葬の場合、弔問やお香典、供花や弔電はいただかないことが一般的です。ご遠慮する旨をはっきり記載しましょう。
下記にメールの例を記載するので参考にしてください。
**の逝去に際し、ご連絡致しました。
故人の遺志により、会葬は行わず、家族葬にさせて頂きます。
弔電・供花・香典は辞退させて頂きます。
尚、葬儀後の*月*日(曜日)まで休暇を頂けますと幸いです。
またお電話にてご相談させてください。
悪しからずご了承下さいますよう、また、社内へのご連絡を、よしなにお取り計らい下さいますよう、どうぞよろしくお願い致します。
お世話をおかけしますが何卒宜しくお願い致します。
1-4.お香典や慶弔見舞金をもらった場合のお返しは必要ない
メールや電話で香典の辞退を伝えても会社側よりお香典を頂いてしまう場合があります。
その際の香典返しの必要はありませんので、気をつけましょう。
また、会社の福利厚生の一部である慶弔見舞金をもらった場合のお返しももちろん必要ございません。
ここまで家族葬を開く、参列する立場から正しい会社への関わり方を紹介してきました。
続いては会社側の立場として家族葬との正しい関わり方を紹介していきます。
2.会社側として家族葬との正しい関わり方
こちらの章では会社側として会社との正しい関わり方を下記3つのポイントに分けて紹介します。
- 家族葬の内容を確認
- 会社内の社員に知らせる場合と手段
- 通知・告知やする際のポイントと実例
ではそれぞれをみていきましょう。
2-1.家族葬の具体的な内容を確認
家族葬をあげる連絡をもらったら、下記の具体的なポイントを確認しましょう。
通知・告知をもらったら通常記載はありますが、もし具体的な記載がない場合は、会社側の対応を決める為にも社員に確認をいれてもよいでしょう。
- 誰が亡くなったのか:社員からみてどの間柄の方がなくなったのか確認しましょう。
- 参列の是非:参列すべきか、遠慮すべきか確認します。家族葬に関してはご遠慮するのが一般的です。
- お香典や弔電にたしいての姿勢:一般的に家族葬は、遺族や主催者がお返しの必要になるものはお送りしません。ただ弔電に対しては明確な断りがない場合送っても問題ないといわれてます。
- 社内にどこまで知らせをしてよいか:社員によっては訃報をあまり広げたくない場合があります。しっかり本人の要望を確認しましょう。
2-2.社員の2等親以内が亡くなった場合、メールや社内報を使い通知する
会社によって異なりますが、一般的に社員の実親・子供・配偶者が亡くなった場合に、会社の社員に訃報を知らせます。
また、方法も会社によってメールや社内報とことなりますが、最も利用されているのがメールになります。
2-3.通知・告知をもらった際に確認してポイントを意識して訃報通知を作成
下記3点のポイントを意識して訃報通知は作成します
- 誰がなくなったのか
- 参列の是非
- お香典や弔電に対しての姿勢
例となりますが、訃報通知の例を下記に記載しますので是非参照にしてください。
(社員/従業員)各位
訃報
○○部○○課 ○○○○氏の御尊父 ○○様には
○月○日(午前)心不全のため永眠されました 享年○○歳
通夜 葬儀告別式は御家族の御意向で密葬にて執り行われましたことを
お知らせ致しますと共に謹んでご冥福をお祈り申し上げます
なお 御香典 御供花 御弔電は謹んでご辞退されるとのことです
以上
ここまで双方の立場で家族葬と会社の正しい関わり方を紹介してきました。
ただ、家族葬を開く・参列する立場ですと、一般的には葬儀社が会社への正しい関わり方を教えてくれます。
もし葬儀社の対応が悪く、詳しく教えてくれない場合や少しでも不安を感じましたら、下記情報を参考に、あなたが選んでいる葬儀社が本当によいのか確認してみてください。
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家族葬を開く立場なら、葬儀社が家族葬と会社の正しい方はもちろん教えてくれます。
ただ国内には7,000以上の葬儀社が存在するので、全ての葬儀社が親身に相談にのってくれるとはいえません。
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5.まとめ
以上、家族葬と会社の正しい関わり方を紹介してきました。
家族葬を開く、参列する立場でも、会社側の立場でも関わり方をしっかり把握していただき、恥ずかしい思い、トラブルが発生しない家族葬を開くことができれば幸いです。