お葬式の準備を進める中で、料理や食事に関して下記のようなお悩みをお持ちの方も多いと思います。
お葬式の料理・食事に関してはしっかりとしたマナーが存在し、誤るとトラブルに発展する可能性もございますので、ぜひ気をつけてください。
こちらの記事では、お葬式の料理・食事に関してあなたが恥ずかしい思いをしないように、開催側と参列者側の視点より情報をお伝えして行きますので、参考にしてください。
1. お葬式の料理・食事の内容
この章では、お葬式の料理の内容を解説します。
お葬式の料理には、主に2つの種類があります。
2つのお葬式の料理
- 精進落とし
- 通夜ぶるまい
ではそれぞれを説明いたします。
お葬式の後に食べる精進落としの内容
精進落としとは、お葬式が終わった後に行う、親族を中心とした会食です。
内容は、肉や魚などをふんだんに使ったいわゆる「ごちそう」です。
エビフライ、魚の煮つけ、ローストビーフなど、和食を中心としながらも、華やかなものが並びます。
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大皿料理ではなく、めいめいに箱膳が配られるのが特徴です。
精進落としには、忌明けの料理という意味合いが込められています。
忌明けとは、喪に服す親族らが肉や魚を控えた精進料理を食べる期間が終わるという意味です。
本来は四十九日を忌明けとしますが、現代では完全に肉や魚を断った食事をするのが難しいため、お葬式が終われば精進落としをするしきたりが一般的になっています。
お通夜の後に食べる通夜ぶるまいの内容
通夜ぶるまいとは、お通夜の法要後に参列者らが参加する会食です。
内容は、肉や魚を控えた精進料理が中心ですが、生ずしを出す場合も多く、それほど厳密ではありません。
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すし桶の他には、野菜の煮物、漬物、おにぎり、サンドイッチなどが大皿に並べられるのが特徴です。
本来ならまだ精進料理を食べるべきとされる通夜ぶるまいのほうが、精進落としよりもやや地味めなラインナップになることが多いでしょう。
では、お葬式の料理を準備するとき、また食べるときには、どんなことに気をつけるべきでしょうか。
次章ではお葬式の料理のマナーをお伝えします。
2. お葬式の料理のマナー
この章では、お葬式の料理のマナーを解説します。
下記二つの立場に沿ってマナーをご紹介します。
二つの立場
- 喪主
- 参列者
ではそれぞれみていきましょう。
喪主側のマナー
精進落としには、伊勢海老や鯛など、お祝いごとを連想させる料理はタブーとされます。
華やかにしたくとも、披露宴のようなラインナップは避けましょう。
通夜ぶるまいは不特定多数の人が集まるため、お弁当など一人ひとりに配膳されるような料理は不向きです。
また、後に予定の入っている人などは、少し箸をつけた程度で退場されます。
参加人数よりもやや少なめの大皿料理がちょうどよいでしょう。
参列者のマナー
精進落としも、通夜ぶるまいも、誘われたら断らないのがマナーです。
精進落としは基本的に解散の声がかかるまで席にいましょう。
一方、通夜ぶるまいは早めにおいとまするのがマナーとされます。
1時間から2時間ほど経ったら喪主に挨拶して退場しましょう。
どちらの場合も、下記のような飲み過ぎに注意してください。
私も去年、旦那の母の実家で義祖母のお葬式の後に飲み過ぎでリバースし、記憶飛ばして旦那に介抱されてるから、何も文句は言えない(´-ω-`) お酒はほどほどが一番だな。
— こばみほ (@kobachebicchi) 2017年8月3日
お葬式の会食で酔って乱れたら、ずっと後まで親族の話のタネになってしまいますよ。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか。
お葬式の料理・食事に関しては下記2つに分けることができます。
- 精進落とし
- 通夜ぶるまい
また喪主側も参列者側もそれぞれのマナーがございますのでしっかり把握し、当日は恥ずかしい思いをしないようにしましょう。