身内だけで故人をおくる「家族葬」
そんな家族葬の準備をする中で、司会に関して以下のような疑問・不安を感じる人もいるでしょう。
疑問・不安
- 家族葬をする際は司会をつける必要はある?
- 家族葬で司会をする場合とそうでない場合を教えて欲しい
- 家族葬の場合、司会はどんな役割なの?
そこで今回は、家族葬の司会に関する情報をまとめました。
結論からいうと、家族葬の場合は司会をつける場合とそうでない場合があります。
いくら家族葬であっても葬儀には変わりありません。
しっかりマナーを把握しないとトラブルに発展する可能性があるので注意してください。
この記事を最後まで読めば、家族葬で司会をつける場合とそうでない場合、また家族葬における司会の役割がわかるので是非参考にしてみてください。
1. 家族葬でも司会をつけるケースが大半
たとえ少人数の家族葬でも、葬儀では司会をつけるケースが大半です。
しかし、必ずしも司会が必要ではないと判断される場合もあります。
司会をつけるケースとつけないケースに分けて解説します。
a. 家族葬で司会をつけるケース
家族葬で司会をつけるのは、案内の必要な仏式葬儀、神葬祭であるときやナレーションが必要となる無宗教葬であるときです。
司会がいなければ、弔辞や焼香のタイミングがつかめないためです。
b. 家族葬で司会をつけないケース
家族葬で司会をつけないのは、宗教者自らが焼香などのタイミングを案内してくれるときです。
なかなかないことではありますが、ひと家族しかいないような小規模の葬儀では弔辞など複雑な式次第がないため、引き受けてくださる宗教者もいます。
また、ごく少人数の無宗教葬で、喪主自らが献花などのタイミングを把握し、
参列者に促せるようであれば、司会は必要ないといえるでしょう。
以上のように、司会のいない葬儀はなかなかありませんが、かなり少人数でアットホームなら、司会をつけないという選択肢もとれるでしょう。
では、司会の具体的な役割とはどのようなものなのでしょか。
次章で解説します。
2. 家族葬の式次第と司会の役割
家族葬の式次第と視界の役割は、次の通りです。
一般的な仏式葬儀を例に解説します。
a. 開式、読経
葬儀の時間になったら僧侶に入堂してもらい、司会者は開式の辞を述べます。
開式の辞が済めば、弔辞までは僧侶の時間です。読経が始まります。
b. 弔辞、弔電、焼香
読経が一区切りしたら、弔辞・弔電となります。
司会者は弔辞者の名前を述べて案内し、弔電を読み上げます。
その後、ふたたびの読経が済んだら焼香の時間です。
司会者は喪主から順番に焼香するよう促し、焼香手順の案内なども行います。
c. 喪主挨拶、閉式
焼香が済んだら、喪主挨拶となります。
司会者は喪主に挨拶を促し、挨拶が終われば閉会の辞を述べます。
以上のように、司会者の出番は少ないですが、人数が多くなればなるほど、式の進行役は欠かせません。
参列者の数が少なく、司会をつけるかどうか迷ったら、葬儀担当者に相談してみましょう。
3.まとめ
いかがでしたか。
この記事では家族葬で司会をつける場合とそうでない場合を紹介しました。
家族葬と言っても、葬儀であることに違いはありません。
しっかりマナーを把握しないとトラブルに発展する可能性があるので、気をつけましょう。
この記事が、あなたの葬儀の準備に少しでも役に立ちますと幸いです。