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過疎化や核家族の拡大で家族葬はどんどん注目をあびています。
大手葬儀社のアーバンフューネスの情報によると40%以上が家族葬を選んでいます。
ただそんな家族葬でも費用や相場に関して下記のようなお悩みをお持ちの方も多いと思います。
お持ちであろうお悩み
- 家族葬は安いと聞くけど本当?家族葬の相場を知りたい
- 候補としてあげている葬儀社がどうなのか確認したい
- 納得した費用で家族葬を行いたいが、どの葬儀社を選べばいいかわからない
元葬儀人の私が葬儀社でもない第三者の立場を利用して、いきなり結論から申し上げます。
また例え内容が一緒でも葬儀社によって費用は2倍以上異なる場合があります。
こちらの記事では、これでもか!と言うほど家族葬を見てきた元葬儀人の私が、
家族葬の費用のカラクリや葬儀社選びの注意点を包み隠さずお伝えします。
こちらの記事を最後まで見ることによって下記のことがわかり、
この記事でわかること
- 家族葬の費用や相場
- 家族葬をお得に行うコツ
- 家族葬を行う際の葬儀社の選び方
最終的には納得した家族葬を行えるお手伝いができるとお約束します。
1.要望に合わせたアレンジができる家族葬
「人数が沢山いる立派な葬儀ほどよい」という従来の考えから、
「故人と心ゆくまでお別れがしたい」という昨今の社会的価値観の変化で、お葬式の小規模化が進んでおります。
その中でも一番人気のあるのが、家族を中心に行うお葬式である「家族葬」です。
その家族葬のメリットの一つとしてあげられるのが、納得のいく費用で実施できるということです。
家族葬は宗教はもちろんのこと、葬儀の内容をアレンジすることが可能です。
例えば下記になります。
- お通夜のあとの食事会(=通夜ぶるまい)を省略
- 故人へのお供え物を捧げる壇(=祭壇)を設けずに、故人が入っているひつぎ(=棺)を花で装飾
必要ないと思われるものを省略すれば費用を抑えることができますし、違うこだわりたいことにあてることもできます。
しかもお香典がもらえない場合が多いのでその分割高になってしまいます。
では実際の費用はどのようなものなのか次の章でみていきましょう。
2.一般的な葬儀と家族葬の費用を徹底比較
2-1.大きく3つに分けられる葬儀の費用
まずは葬儀の費用がどのように形成されているのか見ていきましょう。
お葬式の費用を考える際は、下記3つの内訳で考えるべきです。
- お葬儀本体の費用
- 飲食等の接待費
- 寺院への費用
葬儀社で紹介されている価格は葬儀の本体費用を指しているのが一般的で、飲食等の接待費や寺院への費用を考慮されておりません。
この内訳を念頭において、一般なお葬式と家族葬の費用を比べてみましょう。
2-2.一般的なお葬式にかかる費用
財団法人日本消費者協会の調査によると、お葬式費用の平均総額が約190万円。
そのうちお葬式本体の費用が約120万円になります。
出典:第10回「葬儀についてのアンケート調査」平成26年1月より
内容 | 金額 | |
---|---|---|
お葬式費用の平均総額 | 188.9万円 | |
内訳 | お葬式本体の費用 | 122.2万円 |
飲食等の接待費 | 33.9万円 | |
寺院への費用 | 44.6万円 |
葬儀社が紹介している費用は、ここでいうお葬式本体の費用になります。
この約120万円と比較して、家族葬がどのくらいの費用なのか見ていきましょう。
2-3.葬儀本体にかかる家族葬の費用
家族葬の場合、40万から60万円が一般的な費用になります。
下記では家族葬を紹介している有名な3社の例を参列者数ごとに紹介します。
サービス名 | 費用 | 人数 |
---|---|---|
小さなお葬式 | 493,000円 | 斎場によって異なる |
シンプルなお葬式 | 398,000円 | 10ー20人 |
438,000円 | 30人 | |
イオンのお葬式 | 398,000円 | 15名 |
498,000円 | 50名 | |
598,000円 | 80名 |
ここまでで全国のお葬式本体にかかる費用と家族葬にかかる費用をみてきました。
全国の平均費用は約120万円に対して、家族葬の場合は一般的に40〜60万円と、
家族葬は全国の平均費用と比べて、半分以下の費用で行えることがわかりました。
次にこの費用が本当にお得なものなのかみていきましょう。
2-4.本当にお得なのか?家族葬の費用の実態
このような感想を持たれる方も多いでしょう。大変重要なポイントです。
下記のポイント2つのポイントを把握しないと一般的なお葬式よりあなたが出費する費用が高くなりますので注意しましょう。
- 自身の要望にあった内容にアレンジができること
- 親族中心で行うためお香典がもらえない可能性が高い
最後に家族葬を行う際に費用面で後悔しないコツをご紹介します。
3.家族葬の費用で後悔しないコツ
家族葬を費用で抑えるためには、下記の流れにそって行うことが大切です。
家族葬の費用で満足するためには
- 必ず複数の葬儀社への見積り依頼をする
- あなたの要望にあった内容にアレンジする
ではそれぞれの解説をしていきましょう。
3-1.必ず複数の葬儀社へ見積もりを依頼する
冒頭でもお伝えをしましたが、家族葬の費用は葬儀社によって大きく異なります。
また、公正取引委員会によると、葬儀社を比較しないで決めて、後悔した人が80%以上もいると言われております。
実際に同じ条件(エリアや人数)を指定して、葬儀レビ等の有名な葬儀一括見積りサービスで実際にもらったので比較していきましょう。
上記のように同じ家族葬でも費用がここまで異なります。
必ず複数の葬儀社を比較するようにしましょう。
複数の葬儀社の比較方法がわからないと言う方には、厳選された葬儀社の複数の見積りが無料でもらえる葬儀レビをオススメします。
1分もかからない記入時間で、下記のようなあなたにあった見積りが複数もらえるので大変オススメです。私の場合は5つ貰えました
※公開できる情報が少なくて申し訳ございません。
なお、下記のようにしつこい営業なかったので、相場を把握するだけとしても最適です。
各社の見積もりをとれいくつかの候補社が定まりましたら、お葬式の具体的な内容を葬儀社と相談します。
家族葬の特徴であるお葬式の項目も削ることができるものありますので気をつけてみていきましょう。
3-2.お葬式の内容を必要なものかどうかをふるいにかける
冒頭でお伝えしました通り、家族葬の特徴は自分の要望にアレンジできることです。
アレンジが可能かどうかと言う観点より、家族葬の費用も下記3つに分類できます。
- 削るのが難しい基本料金
- 削ることが可能なお葬式の付帯品
- 参列者によって金額が変動するもの
削ることが可能な付帯品の必要の是非を吟味し、招待する人数を調整し、参加者によって金額が変動するものを考慮すれば、家族葬で費用を抑えられます。
葬儀社としっかり相談していきましょう。
それではそれぞれの内容をみていきます。
削るのが難しい基本料金
ここのアイテムは削ることが難しいものと把握しましょう。
- 式場使用料
- 祭壇
- 位牌
- 白木のお棺
- 納棺用具
- 霊柩車
- 火葬料
- 骨壷
削ることが可能な家族葬の付帯品
こちらが家族葬で費用を削るための大きなポイントですので、葬儀社と相談して削るかどうかを決めましょう。
- 会葬礼状
- 盛り物
- 提灯
- 故人の洗体
- ドライアイス
- マイクロバス
- 遺影写真
- 写真前花
- 後飾り壇
- 接待員
参加者の人数によって金額が変動するもの
ご招待する人数を調整して、費用を考慮していきましょう。
- 精進落とし
- 香典返し
- 通夜料理
4.まとめ
いかがでしたでしょうか?
家族葬の費用や相場に関してとことんお伝えをしてきました。
家族葬は安いとは限りません。
葬儀レビ等を利用し葬儀社を複数比較し、あなたの要望にあったアレンジをして納得のいく費用で家族葬の準備を進めて行くことをオススメします。