お葬式の準備をする中で、六文銭(ろくもんせん)という単語を知り、下記のような疑問をお持ちの方も多いと思います。
六文銭はかなり昔からある日本特有の文化にありますが、しっかり把握しなければ恥ずかしい思いをしてしまいます。
こちらの記事では六文銭に関して疑問をお持ちのあなたが、いざという時に恥をかかないよう下記の内容をお伝えしますので是非参考にしてみてください。
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1. お葬式で棺に六文銭(ろくもんせん)を入れるワケ
この章では、お葬式で棺に六文銭を入れるワケを解説します。
六文銭の風習は、日本に昔からあるしきたりです。
三途の川の渡し賃
日本では、あの世とこの世の境目に「三途の川」と呼ばれる川が流れていると言い伝えられてきました。
この三途の川は、船に乗って渡るのですが、渡し賃として必要になるのが六文であるとされているのです。
六文を持ち合わせていないと三途の川を渡れず、成仏できないとされています。
よって、棺に六文銭を入れ、渡し賃として持たせてあげるという風習が確立しました。
あの世でお金に困らないようにする
地域によっては、六文どころか、かなりの現金を棺に入れて旅立たせる風習もあります。
そこには、「あの世でお金に困らないように」という遺族の願いが込められています。
しかし、三途の川で六文銭が必要だと言っても、現代のお金の単位は違います。
実際には、何を棺に入れているのでしょうか。次章で紹介します。
2. 現代で実際に棺に入れているもの
現代では、実際に六文を棺に入れているわけではありません。
また燃えるものを極力入れないという火葬場の方針から、小銭を持たせることも推奨されていません。
では、死者には現金の代わりに何を持たせているのかを紹介します。
六文銭を印刷した紙
棺に入れる六文銭として葬儀社が用意するのは、お金を印刷した紙です。
江戸時代に広く流通した「寛永通宝」という硬貨を6つ印刷した紙を、白いきんちゃく袋に入れて故人の胸元へ忍ばせます。
白いきんちゃく袋は「頭陀袋」と呼ばれ、六文銭の他にお米や大事にしていた写真などを入れる遺族もいます。
また、葬儀社によっては、本物そっくりに作った木製の六文銭をオプションで用意している場合もあります。
「○○万円」などと書いた紙
六文銭の他に、あの世で困らないよう現金を持たせてあげたい場合には、「100万円」「一億円」などと書いた紙を棺に入れます。
「○○万円」などと書いた紙も、頭陀袋へ入れて故人に持たせることが多いでしょう。
以上のように、棺にお金を入れたいときは、燃える素材で工夫してお金をあらわすようにしています。
いかがでしたでしょうか。
この記事を通じて六文銭に関して理解できたと思います。
この記事があなたの少しでも役に立ちましたら幸いです。
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