お葬式を進める中で、家族葬を選ぶ方も多いと思います。
その中で「家族葬のプランをどのように立てればいい」かと悩んでいる方も多いと思います。
わからないことが多いお葬式で、かつ新しい形式の家族葬。
いざ進め方を間違えるとトラブルに発展する場合もございます。
こちらの記事では、あなたが家族葬でトラブルに巻き込まれないよう、正しいプランの立てる方法をお伝えします。
1. 家族葬のプランを立てるコツ
この章では、家族葬のプランを立てるコツをお伝えします。
下記の3つの要点を抑えれば、スムーズにプランを立てることができます。
3つのポイント
- 参列者の範囲を決め人数を決める
- お通夜・お葬式・会食などの流れを決める
- 人数と流れに見合った式場を選ぶ
ではそれぞれみていきましょう。
ポイント1:参列者の範囲を決め人数を出す
まずは、参列者の範囲を決め、人数を出しましょう。
家族葬であれば親族中心となるでしょうから、親族の数を数えます。
また、親族ではないが参列してほしい縁故者がいれば、それも加えます。
家族葬の人数に関してより詳しくみたい方は下記記事もご参考にください。
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葬儀の規模は、葬儀の流れや予算を決める大事なポイントです。
人数を詳しく数えようとすれば、結婚、出産、離婚など、親族の状況把握にも役立ちます。
ポイント2:お通夜、お葬式、会食など流れを決める
葬儀の規模が決まったら、お通夜、お葬式、会食などの流れを決定します。
家族葬の場合、一般的な流れを一部省略するケースも多いものです。
家族葬の流れに関してより詳しくみたい方は下記記事もご参考にください。
事情によって省略することが多いのは、例えば以下のような事柄です。
妾宅する例
- お通夜とお葬式の顔ぶれが同じなので、お葬式だけを行う
- お葬式は家族だけで行うので、お葬式の後の精進落としは行わない
- 身内だけなので、香典を辞退する。香典返しは用意しない
いずれも喪主の意向により決められますが、決定したら親族に伝え、了解を得るのが大事です。
なお、葬儀の宗派についても決めておきましょう。
ポイント3:人数と流れに見合った式場を選ぶ
人数と流れが決まったら、それに見合った式場を選びましょう。
例えば、参列者が20人しかいないのに、100人規模の式場を選んでしまったら、寂しい感じがしますし、式場費用も高くつきます。
人数に見合った式場を見つけたら、希望する流れを伝え、見積もりを立ててもらいます。
家族葬をする際の会場に関してより詳しくみたい方は下記記事もご参考にください。
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以上のように、人数、流れ、式場を決め、できれば複数の式場候補をみつけて見積もりをもらうのが理想的です。
次章では、家族葬の料金相場についてお伝えします。
2. 家族葬のプランに欠かせない料金相場の考え方
この章では、家族葬のプランを立てるにあたっての料金相場についてご案内します。
人数によって相場が変わってきますから、気をつけましょう。
30人規模なら50万円程度を目安にする
30人までの家族葬であれば、50万円程度を見積額の目安にします。
お通夜、通夜ぶるまい、お葬式、精進落としを含めた金額の相場です。
何かを省略すれば、そのぶん見積額は下がります。
では、10人規模なら20万円になるのか、家族だけの葬儀なら10万円を切ることもあるのかといえば、残念ながらそう単純には考えることができません。
式場や祭壇、棺、遺影など、人数が少なくても費用が変わらない固定費が存在するためです。
全て含めて50万円程度であれば、人数の少ない葬儀でも相場の範囲内であるといえます。
50人規模なら80万円までを目安にする
50人規模の家族葬であれば、80万円までを目安にしましょう。
少人数の家族葬といえども、親族の数が多ければ50人ほどになるかもしれません。
すると、通夜ぶるまいや精進落とし、香典返しなど、主におもてなしの面で費用がかさみます。
人数が多いから、費用が膨らむなんて……と頭を抱える人もいるかもしれませんが、参列者が多いほど、香典が多く手元に残ります。
予算が立たない人は、香典を辞退せずいただくようにしましょう。
家族葬の費用に関してより詳しくみたい方は下記記事もご参考にください。
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お布施を忘れず予算に入れ込む
予算を考えるとき、忘れてならないのはお布施など宗教者への謝礼です。
通常、葬儀社からの見積もりには、お布施の金額は入っていません。
「喪主の気持ち」と呼ばれるお布施の相場を求めるのは難しいですが、10万円から60万円ほどの範囲で用意する人が多いでしょう。
お布施に関してより詳しくみたい方は下記記事もご参考にください。
家族葬のプランを練るのであれば、以上のように費用相場についても押さえておきましょう。