【この記事は約3分で読めます】
葬儀の費用が安い「直葬(火葬式)」
全国の平均相場は20万円と言われております。
ただこちらの記事をお読みの方は、下記のような疑問をお持ちの方も多いと思います。
元葬儀人が包み隠さずお伝えしますと、費用が安く行える直葬(火葬式)は葬儀社の利益が少なく、サポートが手薄になったり悪質な葬儀社があったりとトラブルが多く発生しております。
ただ、ご安心ください。
こちらの記事では直葬(火葬式)の費用の相場から、費用面で注意するべき項目、あなたがトラブルに巻き込まれずに満足して直葬(火葬式)を行うコツをお伝えします。
是非とも最後までご覧くださいませ。
目次
1.直葬(火葬式)の平均費用は20万円プラスお布施
この章では、直葬の相場についてお伝えします。
直葬の費用は
- 僧侶を呼んでお経を読む場合
- 僧侶を呼ばずにお経を読まない場合
で費用感が違いますのでそれぞれのケースについて解説します。
1-1.お経を読まない直葬の相場は20万円
お経を読まない直葬の費用相場は、20万円ほどです。
参考程度に、葬儀社の一括見積もりサービスを提供する「葬儀レビ」の調査では全国平均190,167円と公表しております。
参照:葬儀レビ
火葬料金の安い地域では、10万円から15万円ほどで直葬ができることもありますので複数の葬儀社を比較して見ましょう。
ではお経を読む場合はどうなのでしょうか。
1-2.お経を読む直葬の相場は30万円
お経を読む直葬の相場は、30万円ほどです。
お経を読まない直葬にプラスして、僧侶へのお布施が10万円ほど必要なので、この金額になります。
昨今では菩提寺やお布施が高くて困っている方に、下記のような僧侶派遣サービスもありますので、ご参考にしてみてください。
参照:お坊さん便
以上、直葬の費用相場についてざっくりと解説しました。
読経をしない場合は20万円、読経をする場合は30万円と覚えましょう。
次章では、項目ごとの費用相場についてお伝えします。
2.直葬(火葬式)の項目ごとの費用・相場
この章では、直葬の項目ごとに、費用や相場についてお伝えします。
直葬にかかる費用は下記のように項目を分けることができます。
直葬にかかる費用の項目
- 火葬料金
- 棺・骨壺
- 搬送料金
- 遺体保管料金
- 人件費
では項目毎の費用の相場をみていきましょう。
2-1.火葬料金は無料~10万円
火葬料金は自治体によって違い、無料の火葬場もあれば、5万円を超える料金の火葬場もあります。
全国的にみられるのが、「市民は5000円、市民以外は3万円」などと市民はぐっと安価に利用できる公営の火葬場です。
対して、とくに東京にみられるのが、利用料金が5万円を超える火葬場です。控室を借りると、10万円にもなることがあります。
3-2.棺・骨壺料金は5万円ほど
棺と骨壺は多くの場合セットで売られており、直葬の場合の料金相場は5万円ほどです。
3-3.搬送料金は2万円~4万円
病院から安置室まで、また安置室から火葬場まで遺体を搬送する料金は、トータルで2万円から4万円ほどになります。
ただし、ある一定の距離を超えると、そこからは距離数で料金が割増しになります。
3-4.遺体保管料金は1万円~2万円
遺体を一日保管する料金は、1万円から2万円程度が相場です。
火葬の日程によっては2日保管をしてもらわなければならないこともあり、注意が必要です。
3-5.人件費は2万円~3万円
直葬の人件費は、2万円から3万円程度が相場です。直葬の段取りをしたり出棺に立ち会ったりするほか、役所へ行って死亡手続きを代行するのが葬儀社の仕事です。
3-6.お布施は5万円~10万円
直葬のお布施は、5万円から10万円ほどです。戒名を授けてもらうなら、10万円から20万円ほどを目安にしましょう。
以上、直葬の費用項目についてお伝えしました。
下記のように項目毎にまとめられますので、葬儀社から提示された見積もり内容を確認する際に参考にしてみてください。
項目 | 費用の相場 |
---|---|
火葬料金 | 無料〜10万円 |
棺・骨壺料金 | 5万円 |
搬送料金 | 2〜4万円 |
遺体保管料金 | 1〜2万円 |
人件費 | 2〜3万円 |
お布施 | 5〜10万円 |
では次に大手葬儀社がどれくらいの費用で直葬を提供しているか見てみましょう。
3.大手葬儀社の直葬(火葬式)の費用
こちらでは直葬(火葬式)で有名な大手葬儀社の費用をみてみましょう。
葬儀社ごとにもちろんサービス内容も異なります。あくまでも参考にしてみてください。
葬儀社 | 費用 |
---|---|
小さなお葬式 | 193,000円 |
シンプルなお葬式 | 148,000円 |
イオンのお葬式 | 198,000円 |
葬儀会館ティア | 216,000円 |
クレリ | 182,600円+諸費用 |
セレモア | 196,000円 |
シンプルなお葬式が15万円と安い費用で提供しておりますが、その他の葬儀社は20万円前後と全国平均の金額とほぼ同じことがわかります。
ただ冒頭でもお伝えしましたが、例え同じ直葬(火葬式)でも葬儀社によって内容が大きく異なります。
後悔しないように必ず複数の優良な葬儀社を比較しましょう。具体的な方法はこの記事の「5.後悔のない直葬(火葬式)を行うためには」でご紹介しますので是非ご参考にしてください。
ここまでの説明で直葬(火葬式)の費用の相場、項目毎の相場、大手葬儀社の価格帯がわかったと思います。
では続いて直葬の費用で注意しなければいけない点をご紹介します。
4.直葬(火葬式)の費用で注意する点
直葬の費用で注意する点は3点です。
直葬の費用で気をつける3点
- お香典
- オプション
- 料理
それぞれ説明しましょう。
4-1.香典が見込めないのでおおむね持ち出しとなる
直葬では、香典には期待できず、全てが持ち出しとなると考えていいでしょう。
直葬では、主な親族しか参列しないのが一般的ですから、もらえる香典の額がかなり少なくなるためです。
4-2.遺影やお別れ花はオプションであることが多い
直葬では、必要最小限のものしか、プランに入っていません。
遺影や、火葬の前に棺に載せるお別れ花などはオプションであることが多いので、注意しましょう。
4-3.香典返しや料理の費用は入っていない
直葬は、通夜やお葬式、会食を省き、火葬のみを行う葬儀方法です。
プランには火葬をするために必要なものしか入っていないので、
香典返しや会食のための費用は含まれていません。
以上、直葬で注意すべき点についてお伝えしました。
では最後の直葬(火葬式)で後悔しないためのコツをお伝えします。
葬儀の中でもトラブルの多い直葬(火葬式)ですので必ず確認くださいませ。
5.後悔のない直葬(火葬式)を行うためには
5-1.葬儀の準備において一番重要なのは葬儀社選び
元葬儀人として何度も強調したいのが、直葬(火葬式)の準備において一番大切なのは「葬儀社選び」になります。
全国には7,000以上の葬儀社が存在していると言われ、葬儀社ごとに特徴が大きく異なります。
中には悪質なものも含まれおり、「価格やサービス内容について十分な説明がない」「質素な葬儀を希望したのに高額な料金を請求された」等の相談が年間700件以上も国民生活センターに寄せられております。
参照:国民生活センター
特に直葬(火葬式)に関しては費用が安い分、葬儀社の利益が少ないため、悪質な葬儀社がたくさん存在しております。
ではあなたがトラブルに巻き込まれないように直葬(火葬式)をあげるにはどうすれば良いのでしょうか。
5-2.必ず複数の葬儀社を比較する
答えはシンプルで、複数の直葬(火葬式)の葬儀社の比較をしっかり行い、良いものを選ぶとのことです。
意外?と思った方も多いかと思いますが、公正取引委員会 も正式におすすめしており、
葬儀社を複数比較しないで、後悔が残った人が80%以上もいるとのデータも公正取引委員会から発表されています。
逆に言うとこの方法しか2019年6月時点での対応策はございません。
ではどのように直葬(火葬式)の葬儀社を複数比較すれば良いのでしょうか。
5-3.葬儀社の複数比較には葬儀の一括見積りがおすすめ
直葬(火葬式)に限らず葬儀業界ではウェブ化が全然進んでおらず、アマゾンや価格.comのように比較できるサービスはありません。
かといって葬儀の準備は精神的にも時間的にも余裕がなく、自分の要望にあった葬儀社を一つ一つ調べて見積もりをもらうのは現実的ではありません。
そこで元葬儀人がおすすめできるのが葬儀の一括見積りサービスになります。
逆に言うと2019年6月時点で、直葬(火葬式)の葬儀社を効率よく比較するにはこのサービスしか選択肢はありません。
簡単に葬儀の一括見積もりの特徴を下記3つに分けて説明します。
葬儀一括見積りの3つの特徴
- 効率よく複数の葬儀社の候補をあげれる
- 葬儀社の質を担保できる
- 気軽に利用できる
ではそれぞれ説明していきます。
特徴1:効率よく複数の葬儀社の候補をあげれる
公正取引委員会によると、98%の人が葬儀の準備に時間的余裕がなかったといっており、効率よく葬儀の準備を行うことは重要になります。
特に直葬(火葬式)のプランは葬儀社のHPでまとめてあるところが少なく、自力で比較するのは至難の技です。
葬儀一括見積りサービスは下記の入力フォームを記載するだけで、あなたの要望にあった複数の直葬(火葬式)の見積もりが手に入ります。
※注意:ご質問・ご要望欄に「直葬(火葬式)を希望」と記載ください。
時間も1分もかかりません。
下記に一括見積りサイトを利用する場合としない場合での、複数社から見積もりをもらえる流れをみていきましょう。
手順 | 一括見積りサイトを使用しない | 一括見積りサイトを使用する |
---|---|---|
1 | 自身の要望に合う葬儀社Aを探す | 自身の要望をサイト上に記入 |
2 | 葬儀社Aの見積りに必要な情報収集 | (サイト運営社と要望確認する場合もある) |
3 | 見積もりの依頼 | |
4 | 自身の要望に合う葬儀社Bを探す | |
5 | 葬儀社Bの見積りに必要な情報を収集 | |
6 | 見積りの依頼 |
また、下記のように整理できます。
一括見積もりサイトを使用しない | 一括見積りサイトを使用する | |
---|---|---|
手順の数 | 6 | 2 |
見積もり数 | 2社 | 平均5社 |
かかる時間 | 4-5時間 | 1分 |
時間の内葬儀の準備において効率よく葬儀社の候補を増やせるのは大きな特徴です。
特徴2:葬儀社の質を担保できる
全国には7,000以上もある葬儀社が存在します。その中から、特に悪質な葬儀社の多い直葬(火葬式)を扱う優良な葬儀社を見つけるのは至難の業です。
葬儀一括見積りサービスは既に厳選された優良な葬儀社をあなたに紹介します。
理由を説明させていただきますと、
(こちらも全てのサービスではありませんが)葬儀の一括見積りを運営しているのでは葬儀の大手企業になります。
その大手企業は自身の会社の信頼を守るため、あなたに紹介する葬儀社の選定を下記のように厳しくおこなっております。
特徴3:気軽に利用できる
一括見積りと聞くと中古車や引越しのようにしつこい営業をイメージする方もいるかと思います。
安心してください。
(全てのサービスではないが)葬儀の一括見積りはしつこい営業は一切なく、下記のように気軽に断ることができます。
ちなみにあなたの希望に合わなければ、そもそもこちらから連絡する必要はないので気軽に利用できます。
ここまで葬儀一括見積りサービスの特徴をご紹介してきました。
葬儀一括見積りサービスは比較的新しいサービスですので、信頼できないサービスもありますので気をつけてください。
最後に具体的にどのサービスを利用すればいいかをご紹介します。
5-4.葬儀一括見積もりサービスは葬儀レビがおすすめ
結論から申し上げます。
葬儀一括見積りサービスは「葬儀レビ」を利用しておけば問題ありません。
なぜ葬儀レビがオススメなのかは、2019年6月時点で確認できる下記葬儀一括見積りの中で、
サイト名 | 運営会社 |
---|---|
いい葬儀 | 株式会社鎌倉新書 |
お葬式ナビ | 株式会社鎌倉新書 |
お葬式消費者相談.com | 株式会社鎌倉新書 |
葬儀レビ | 株式会社みんれび |
暮らしづくりの就活 | 株式会社みんれび&ニフティ株式会社 |
葬儀社比較ネット | 株式会社ニジモ |
erabu | 株式会社ネット・オプション |
葬儀情報館 | 株式会社葬儀情報館 |
価格.com 葬儀 | 株式会社カカクコム |
サガソーギ | そうぎの窓口株式会社 |
サービスで重要と言われる下記7項目で全て優良な内容と言えます。(全て優良なサービスは葬儀レビのみです)
比較対象 | 内容 |
---|---|
運営会社 | 葬儀業界の大手企業、株式会社みんれび |
提携葬儀社数 | 全国400社以上 |
実績 | 年間4,800件以上 |
サポート体制 | 365日24時間のコールセンター・メール対応 |
フォーム入力時間 | 48秒(筆者の実例) |
葬儀社の質 | 審査基準を通過した優良な葬儀社 |
気軽さ | しつこい営業はなく、気軽に断れる |
簡単な説明になりましたが、葬儀レビを利用しておけば問題はありません。
仮に葬儀レビの詳細をより確認したい方は下記記事も参考にしてください。
-
「葬儀レビ」っていいの?元葬儀人が利用者の口コミや評判を分析・大公開!
お葬式の準備を進めている中で葬儀レビの利用を検討している方も多いと思います。 また「葬儀社を探すなら葬儀レビがオススメ」と紹介されているサイトが年々増えてます。 そんな葬儀レビに関して下記のようなお悩 ...
葬儀レビ公式ページ
6.まとめ
いかがでしたでしょうか?
こちらの記事では、下記をお伝えしてきました。
記事で紹介した5点
- 直葬(火葬式)の費用の相場
- 直葬(火葬式)の項目毎にかかる費用
- 大手葬儀社の直葬(火葬式)の費用
- 直葬(火葬式)の費用で注意しなければいけないポイント
- 後悔のない直葬(火葬式)をあげるためには
こちらの記事を参考にしていただき、あなたが直葬(火葬式)を後悔なく行えますと幸いです。