身内だけで故人をおくる「家族葬」
そんな家族葬を行う際に、式次第やかかる時間に対して、以下のような疑問・不安を感じる人もいるでしょう。
疑問・不安
- 家族葬は何時間くらいかかるものなの?
- 家族葬はどんな式次第で進行するの?
そこで今回は、家族葬の式次第とかかる時間に関して紹介していきます。
結論からいうと、家族葬の形式によって異なりますが、一般的な仏式のものなら1時間はかかりません。
一般葬よりも参列者が少なく、お焼香の時間が短いからです。
ただ当たり前のことを言いますが、家族葬もしっかりとしたお葬式であり、マナーを把握しないとトラブルに発展する場合があるので注意してください。
この記事を最後まで読めば、家族葬はどのように進行するのか、また何時間くらいかかるがわかるようになりますので是非参考にしてみてください。
1 家族葬には何時間かかるか
家族葬は、一般葬よりも時間はかかりません。
一般葬ではたくさんの参列者が訪れるため焼香時間がかかりますが、家族葬は親族が中心のため、それほど焼香時間が必要ないからです。
家族葬にかかる時間や、どういう場合にかかる時間が違ってくるのかを解説します。
a. 家族葬にかかる時間は30~40分
家族葬にかかる時間は、30分から40分程度です。
たくさんの人が訪れる一般葬は、1時間ほどかかることが多いので、かなり早めに終わるといえます。
b. 葬儀の規模や演出によってかかる時間は違う
葬儀にかかる時間は、規模や演出によって変わってきます。
例えば社葬はかなり多くの人が訪れるため、焼香だけでも大幅に時間がとられ、2時間程度の長丁場となることもあるでしょう。
また、弔辞がたくさんある場合も、葬儀時間は長くなります。
何らかの個性的な演出を挟んだ場合も、長くなる可能性があります。
ただ、一般的な家族葬に参列する場合は、長くても1時間とみておけば十分です。
家族葬のざっくりとした時間をお伝えしましたが、それでは、どんな要素にどれほど時間がかかるのでしょうか。
次章で詳しくお伝えします。
2 家族葬の式次第とそれぞれにかかる時間
およそ30分から40分の家族葬には、さまざまなプログラムがあります。
式次第と、それぞれのプログラムにかかる時間を解説します。
a. 開式の辞、読経
司会者が開式を告げてから、僧侶の読経が始まります。
初めに読経があげられる時間は、10分から15分です。
b. お別れのDVD
読経の後、あるいは読経の前に、お別れのDVDとして故人の写真スライドなどが上映されることがあります。
お別れDVDの時間は、5分程度です。
c. 弔辞、弔電、お別れの手紙
途中に弔辞や弔電、身内によるお別れの手紙の朗読を挟みます。
弔辞の数にもよりますが、2~3個程度なら、かかる時間は10分ほどです。
d. 読経、焼香
弔辞・弔電の後、再び読経があり、その後、焼香を行います。
焼香人数にもよりますが、30人程度なら、かかる時間は10分程度です。
e. 喪主挨拶、閉式の辞
最後に喪主挨拶があり、司会者により兵式が告げられます。
喪主挨拶は、およそ3分程度で、家族葬の場合はより簡単に済ますことも多いでしょう。
以上、お別れDVDがなかったり、弔辞があまりなかったりするシンプルな家族葬なら30分、
お別れDVDが合ったり、弔辞が多かったりすると40分程度とみておきましょう。
まとめ
いかがでしたか。
この記事では家族葬の式次第と一般的には何時間かかるかの情報をまとめました。
昨今の時代の流れによって、葬儀の形式はより自由になっています。
ただ当たり前のことを言いますが、家族葬もお葬式になり、しっかりマナーを把握しないとトラブルに発展する場合があるので注意してください。
この記事が、あなたの葬儀の準備に少しでも役に立ちますと幸いです。